F側、R側のサイドロールを順に単体で解体。
特寸法で作成したコマ内径に合わせて外径調整していきます。
解体したサイドロールのアーム部
後期型のAタイプではないためシングルアーム構造で可変しません。
部品専用の洗い場で洗浄清掃し傷や摩耗を整地していきます。
部品洗浄清掃後に整地した状態のアーム
やはり摺動面には長年の擦過痕が多数付いています。
幸い傾斜摩耗も無く良好な程度です。
光明丹やマーカーを使用して、特寸法コマ内径やアーム内径に合わせサイドロール軸芯部を調整していきます。
せっかく弊社に搬入いただいたのでサイドロール自体も磨いて整地。
ユーザー様工場での現地修理では工数や粉塵等の問題もあり磨き作業は実施していません。
グリス等を塗布して適正に組めるよう調整。
F/Rとも各2か所、計4か所を順に調整。
F/Rサイドロール単体修正を完了
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで２～３月以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
弊社ではこのように生産終了機や整備終了機でも出来る限り修理対応に努めています。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。