新しいコンロッドASSY、駆動軸ASSYを順に組込み。
専用グリスを用いて摺動を確認しながら組立て行きます。
新タイプの軸受けが届いた様子。
製造から長い年月が経過した機体の工事では当時の部品ではなく、改定が入った現行生産部品などが届くケースが多くあります。
これらには経験と機転を利かせた対応が必要です。
今回は、グリス給油口の角度が違うためグリス配管を作製交換する必要があり、銅管とパイプベンダーを持込み作製。
部品のマッチングや摺動には問題ありません。
組立手順基準調整要領に基づいて隙間、振り回し調整を実施。
丁寧に適正に実施しないと熱持ちや経年摩耗の早期化、最悪はかじり込みに繋がります。今回も基準精度内に適正に組めました。
駆動軸、コンロッド、ラムが適正に組めたら、F/Wの取付準備
こちらも軸受けが新タイプのため給油配管を作製交換。
上死点や乾式送風口を確認。位置合わせして組付け開始。
F/Wを所定の位置に吊りこみ、専用ジグを用いて用いて組込み。
乾式セットアップも専用治具を用いて組込み
フリクションなどを丁寧に戻して、C/B-ASSYを取付け
Vベルトを交換し、スイベルや配管を取り付けます。
手動で動かしながらC/B-ASSY摺動を確認しながら最終調整
適正に組めれば電源を入れて稼働確認。
寸動、単動ともに良好。
グリス給油も良好。
慣らし連続運転後の各部熱持ち確認も温度計で基準値内。
停止後のF/W回転時間も基準値を優にクリアし5分20秒
各部良好のため、ユーザー様でテスト加工を実施いただき作業完了
あまりに静かで切断したのも分からないとのお言葉を頂戴しました。
かなり各部にガタがあり総合的に異常音が出ていたと思われます。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで2~3月以上かかるケースも増加中です。
年々部品価格も上昇傾向にあり早めの修理をお勧めします。
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