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シャーリング:Sシャー 板押え

 

 

 

機械商社様よりS-2532を購入され、設置後、板押さえから油漏れすることが判明し、アマダ社とのお付き合いも修理業者も無いとの事で、

修理御依頼を頂戴しました。

 

消耗品一式をアマダ社より購入

 

部品が揃ったので消耗品交換修理を実施

 

まずはフィンガープロテクターを外して漏れている個所を確認

左から2番目が一番濡れていました。

 

 


 

 

 

 

旧タイプの六角形シリンダーです。

 

SやNSでよく見かけるタイプですが、内部構造部品は数種類あり。

 

どの種類かを解体しながら確認していきます。

 

サラCAPボルトのタイプのようです。

 


 

 

板押さえシリンダーは組立時に1本ずつASSY塗装します。

 

このため六角形シリンダーのフタ(リテーナー)には、錆や汚れとは別に六角形の塗装痕が残ります。

 

1枚ずつバフ掛け、砥石掛けして組付け準備

 

ピストンやシリンダーも摩耗や傷が無いかを確認し、洗浄清掃

 

今回は大きな傷や摩耗も無く良好と判断。

ピストンやシリンダーに傷や摩耗がある場合は消耗品交換では油漏れが止まりません。この場合はASSY交換も必要となります。


 

 

 

 

組付け準備が完了したら消耗品に専用グリスを塗布し、1本ずつ組み上げていきます。

 

スナップリングはもちろん交換していますが、サラCAPにも前ユーザー様でのポンチ傷等が見つかったため交換していきます。

 

シリンダー消耗品交換を終えてたらパッドも交換して部組完了

 

 

 


 

本体への取付を終えて稼働確認

 

繰り返し運転後の油漏れ、油滲みなしのため、消耗品交換完了

 

 

板押さえの動作確認時に左シリンダーからの油漏れを確認

1~2ショットで1滴程度漏れている状況

ユーザー様にも報告、ご確認いただきました。

 

今すぐではありませんが後日シリンダー修理が必要になるため、構造説明と今後の対策を説明させていただき工事完了。

 

ご依頼ありがとうございました。

 


おかしいなと感じたら早めの修理を。

最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで2~3月以上かかることも増加中です。

2023年度より部品価格も上昇傾向にあり早めの修理がお勧めです。

 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。

まずはご相談ください。