COMA、PEGA、VIPROSで、経年劣化により2AIの下部ブレーキアラーム点灯により動作不能のケースでお問い合わせが増加しています。
このケースは下部ブレーキシリンダー部を修理する事で復調するケースがほとんどです。
弊社より遠方のユーザー様では移動費が高くつき、御見積どまりになるケースが多いので交換個所を示しておきます。
リセットや立ち上げ直しで継続使用するなど、この部位の修理を先延ばしするとタレット側従動ポイント軸と中間駆動側駆動ポイント軸の衝突により修理がさらに複雑になる可能性があるので早めの修理をお勧めします。
整備中のPEGA参考画像ですが、フロントタレット扉下周辺を取り外して下部ブレーキユニットを取り外します。
近接スイッチとエアホースがあるので注意して外します。
タレット下部のこの位置に下部ブレーキユニットが有ります。
近接スイッチとエアホースが付いているので注意して取り外します。
リア側もリアタレット扉下周辺カバーを取り外します。
※整備中の参考画像なのでその他のカバーも外れた状態です。
リア側は取り外した状態の画像ですが、この位置に下部ブレーキユニットが有ります。
こちらも近接スイッチとエアホースに注意して取り外し
このシリンダー部分を交換します。
ブッシュが片側4個、計8個必要なのでシリンダーと一緒に準備
多くの抜きカスが載っているので綺麗に洗浄清掃しながら交換
出来ればワンタッチ継ぎ手も交換をお勧めします。
経年劣化したシリンダー
新品組替後
シリンダーの上下摺動が明らかに劣化しているのが分かると思います。
規定された時間内に近接をONしないためアラームが発生しています。
ポイント軸の衝突を防ぐため、早めの交換をお勧めします。
おかしいなと感じたら早めの修理を。
最近では様々な部品の入手に時間が掛かり、機械が停止して修理まで2~3か月以上かかることもあります。
2023年度より部品価格も上昇傾向にあり早めの修理がお勧めです。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の整備機販売、修理、オーバーホール、機械買取などを行っています。
まずはご相談ください。