機械商社より中古機械をご購入のユーザー様からRG-35Sの「メインモーター付近から油が漏れて困る」と電話でご相談いただきました。
この位置は本来油が行くような個所ではなく、「油圧ユニットのフタからでは?」と確認していただきましたが、フタの付近ではなく、油圧ユニットとモーターの接地面から油が漏れているとの事でした。
この位置の油漏れだとポンプの軸シールの経年劣化の損耗が疑わしいと思われる旨を回答。とりあえず今回は油漏れを止めて欲しいとのご要望で対策させていただきました。
モーターを外してみるとモーター直下(画像左側の円形の部分)に、オイルレベルより高い位置まで油が満ちていました。
この個所にこれほどの油が回っているという事は、事前の推測通り、ポンプの軸シールが損耗し、モーター回転よりポンプ軸が回転するたびに油が損耗したシール材を超えてモーター直近まで組み上げられる現象になっていると思われます。
応急処置としてシートパッキンを作成して挿入。
※本来はパッキンが無い個所です。
さらに液状ガスケットを塗布して組付け
油漏れが止まったことをご確認いただきました。
ただしポンプ軸シールより組み上げられた油がモーター内に浸透した場合はモーターを破損、最悪は失火する可能性がある事をお伝えして
作業を完了。
油漏れ確認時に、ディストリビューター他にも経年劣化見られたため不具合個所を報告。
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