弊社整備販売機のベンダーではシリンダーの消耗品および作動油油を
交換しています。これは今現状油漏れを起こしていなくても納入後すぐに油漏れすることを防ぐ未前処置である場合がほとんどです。
経年劣化した機体ではカバーを開けてシリンダーを確認した際に滲み程度しかない機体でもシリンダーからピストンを抜いてみると傷が見られる機体もあります。
右の画像はシリンダーに摺動傷がついた機体の画像です。
爪が掛からない程度の浅い傷であれば修正して再利用可能ですが深く傷付いたものはシリンダー交換が必要です。
これらを確認する意味でも消耗品交換を実施しています。
上記のようにシリンダーに摺動傷が見られる機体では右のようにピストンにも摺動傷が付いていることがほとんどです。
ピストンは傷が相当深くない限り修正して再利用可能です。
シリンダーやピストンに摺動傷がついた案件では作動油を長期間交換されずに汚れたまま使用されていたケースが多く見られます。
このような機体ではOリングなどシリンダー内部消耗品も傷がついたり変形しています。
おそらく作動油の汚れから摺動部の潤滑状況や適正な油温を保てず消耗品にも影響していると思われます。
右は異常に変形したOリングの画像です。
長年整備させていただいている中でも異常変形の例です。
弊社では機種ごとのアマダ純正作動油を用いて新品交換しています。
アマダ機種別の機械取扱説明書には相当品の記載もありますが、純正品は寒冷地などにも対応しているので弊社では純正作動油を用いて新品交換しています。
冬になると朝一だけ調子悪いというご相談をいただきますが、作動油が原因である場合もありこのような案件ではタンク内清掃やフィルター清掃、交換などと一緒に純正品に交換すると復帰するケースもあります。
※Hシャーなどではタンク底にかなりゴミが溜まっていることが多く清掃が大変困難な機種もあります。
右はRGタンク内におそらく水分が混入したと思われる例です。
このような場合は配管やバルブなど関連部品の洗浄清掃も必要です。
㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備、仕様変更、オプション取付など様々な作業を行っています。
まずはご相談ください。