シリンダー破損

 

ベンダーのシリンダー関係不具合修理案件が増加しています。

 

経年劣化によりメインシリンダーやシリンダーポストが破損して稼働不能になる機体、メインシリンダー内部のインナーロッドが折損して稼働不能になる機体、メインおよびサブシリンダーのピストンに摺動傷が付いて油漏れが発生する機体など様々な要因でシリンダー関係の不具合機が増加。

 

弊社ではこのような様々な案件の部分対応修理も実施しています。

 

右はRGメインシリンダー破損の画像

 


 

RGメインシリンダーやポストは後方(本体フレーム側)と前方(支え板側)に

平行度調整用張りゴマを用いて取付固定されています。

長年のご使用により張りゴマ挿入部が摩耗し加圧に耐えきれなくなるとコマの受け部分よりシリンダーが損壊します。

※サブシリンダーは取付構造の違いでこのような損壊例は有りません。

 

このような破損では支え板、下部テーブルを取り外しメインシリンダーやポストを交換することで再生は可能です。

 

関連部位の損耗具合も確認し損耗状況に応じて部品修正加工や部品交換を実施し精度復帰が可能です。

 

工場への引上げ修理が基本ですがユーザー様工場でもクレーンなど機材環境下であれば現地工事対応が可能な場合もあります。

 



 

 

上記画像のように状況により様々な方向に亀裂が入り損壊します。

 

ポストについても同様に本体側もしくは支え板側が損壊します。

 

右は新品のメインシリンダーです。

メインシリンダーと張りゴマを交換すれば復帰できる機体がほとんどですがシリンダーを挟むガイドローラーにまで負荷がかかりガイドローラーが割れたり、ガイドローラー軸芯が挿入されている下部テーブルまで

修正が必要な場合もあります。

 

破損状況が激しい場合は現地工事対応は難しく引取修理になる場合も

あります。

 

 

 

 


ピストン修正

 

ピストンの摺動面にゴミなどによる摺動傷がつき、この傷から油漏れが発生することが有ります。

 

摺動傷に関してはRGだけでなく、FBDⅠ、FBDⅡ、FBDⅢFS~NT、HDSなど比較的まだ新しい機種でも発生します。

 

右はFBDⅢLD機のピストン修正時の画像

 

 


 

HDSではシリンダーASSY交換となります。

 

左の画像は右シリンダーを新タイプに交換した機体

シリンダー形状が角型から円柱型に更新されています。

 

 

どこかおかしいなと感じたら早めの修理を。

 

 

 


 

㈱大阪プレスサービスでは、アマダ製板金機械の中古機械 買取、販売、修理、整備、仕様変更、オプション取付など様々な作業を行っています。

まずはご相談ください。